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白血病子供
白血病で子供に多いのは、小児急性リンパ性白血病というものですが、他にも白血病子供の病名にはいくつかの種類があります。日本全体で1年に子供がかかる癌は2000人程度で地域的には東海地方に多いようで次に関東、関西圏内にお住いの方ですがはっきりとした原因はわかっておりません。
その2000人の子供たちがかかる癌の種類は
- 白血病(35%)
- 脳腫瘍(14%)
- 悪性リンパ腫(7%)
- 神経芽腫(6%)
自分の子供が白血病だと知った親のショックは計り知れないものです。 白血病は今や医療の進歩によって不治の病ではありませんが、治療は長期にわたり金銭的にも大きな負担となります。さらには、看病をする親などの家族にとっては、精神的にも体力的にもとても大変なものとなります。
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子供に見られる初期症状
白血病で子供の初期症状はあまりないので分かりにくいのですが、子供が最近元気がなくて様子がおかしいと感じた場合は念のために大きな病気に行って検査することをおすすめします。
白血病の子供の初期は、症状が出にくいために発見が難しいとされています。疲れやすい体質になったとか、風邪をひきやすくなったという場合は特に注意が必要だと考えられます。
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放射線治療
子供に放射線治療をする場合に気をつけなければいけないことは必ず最後までやり通すということです。白血病になると様々な検査や治療をしなければいけませんがこれはどのお子さんにとってもとてもストレスとなるものです。よってどうにかしてやめたいとお子さんは考えるのもので、そのうち静かに動かないという姿勢をとることができなくなり暴れ始めます。
そうすると放射線を照射することができなくなりせっかく立てた計画もすべて狂い、改めてスケジュールを組まなければいけないということになってしまうので最終的には鎮静剤や全身麻酔という方法をせんたくしなければいけないということになります。
放射線治療のデメリット
治療をすると何かしら負の部分が出てきてしまうものも覚悟しなければいけません。子供の場合は大人よりも細胞が活発に動いているため悪くなるのも早いものです。成長期の段階で照射すると骨の成長ホルモンが低下し身長が伸びなくなります。
そして
脳への影響もでてきてしまい発達障害になることもあり
一度そうなるとなかなか治すことができず諦めるしかありません。
全脳照射治療
子供の白血病が脳の脳脊髄腔にできている場合に抗がん剤を使用してもうまく届かないことが多いので頭蓋の全ての場所に照射しなければいけません。
副作用
- 二次がん
新たな病気になる確率は5年後で3%程度で悪性リンパ腫や甲状腺がんになりやすいです - 学習障害・知能低下・認知障害
- 傾眠症候群
強烈な吐き気が続き胃液まで戻します。 - 白質脳症
言語失調、局部麻痺 - 内分泌障害
身長が伸びずに完全にストップし、ホルモンバランスが崩れ毛がこくなります。
死亡率
白血病で子供がこの病気で亡くなるということはほとんどなくなってきています。むしろ、髄膜炎や風邪をこじらせて肺炎になってそれが悪化し、治療中に免疫の低下による感染症で亡くなる例が多く全体の20%程度と言われております。
白血病に対しては子供がかわいそうだからと甘やかさず、化学療法剤を用いた日々の治療などのケアをきっちり受けさせて病気と真正面から対決することが大切です。