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慢性リンパ性白血病
慢性リンパ性白血病とは正常なリンパ球の遺伝子に異常が現れるがんのことです。
慢性リンパ性白血病になると抗がん剤で白血球の増加を抑える治療が行われます。
症 状
症状としては何も現れない場合と熱がでる場合があります。
慢性骨髄性白血病と異なり明らかに体からいつもと異なる症状が現れます。少し動いただけで大量の汗をかいたり、就寝中でも日常生活のときでも発熱が頻発し、一旦発熱すると薬を投与しても注射を打ってもなかなか熱が下がりません。
症状として進行の遅い慢性型ではリンパ節が晴れ、肝臓や脾臓が腫れてきます。
進行の早い急性型でもリンパ節が晴れ、肝臓や脾臓が腫れてきます。全く症状のないくすぶり型は厄介な存在です。
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治 療 方 法
治療方法は、特に症状がないような場合はそのまま何もしません。
熱がでるような場合は、抗がん剤による化学療法を行います。
使用する薬は、「エンドキサン」「フルダラ」です。
エンドキサンの使用回数は毎日2〜3錠のみます。
フルダラは約20分間点滴します。
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検 査
慢性リンパ性白血病の検査をする際に調べる項目としては、 白血球の具体的な数や質、赤血球の具体的な数や質、血小板の具体的な数や質、ヘモグロビンの数、リンパ球の数、LDHを検査します。
生存率
慢性リンパ性白血病にかかった場合の生存率は、病期で異なります。
病 期 | 寛 解 率 | 5 年 生 存 率 | 1 0 年 生 存 率 |
0 期 | 75% | 85% | 60% |
I 期 | 75% | 75% | 60% |
II 期 | 65% | 70% | 60% |
II I期 | 65% | 60% | 25%以下 |
IV 期 | 50% | 50% | 25%以下 |