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白血病ウイルス
白血病ウイルスといえば、HTLV‐1というウイルスでヒトT細胞白血病ウイルスとも呼ばれており日本で約108万人の人が感染しているというデータがあります。
今までに感染者の数が多かった九州や四国では減少していますが、関東・中部・近畿などで増加していることが分かっており、都心部での増加の原因としては九州や四国からヒトT細胞白血病ウイルスを持った人が大都市へ移り住む事が原因の背景にあるのではないかと言われています。
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妊婦・母子
健康ヒトT細胞白血病ウイルスは、殆どが母乳からによる母子感染ですが、たまに性行為による女性への感染・血液感染等があると言われており母子からの感染を防ぐために2010年(平成22年)10月から全ての妊婦がヒトT細胞白血病ウイルス検査を無料で受けられる様になり胎児への感染を予防しています。
ヒトT細胞白血病ウイルス検査で陽性だった場合に、赤ちゃんが感染しているかは、3年後に検査をして判定します。
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ウイルス感染
ヒトT細胞に感染した場合、白血病の発症率は3〜5%と言われており、1030人程度が発病していますが、発病までに30年〜70年位かかる潜伏期間の非常に長い病気で発症者の殆どが40歳以上という事から「成人T細胞白血病」と言われています。
成人T細胞白血病感染者が発病した場合、急性型の余命は半年位しかなく皮膚浸潤と全身の免疫力低下が特徴で抗がん剤や骨髄移植での治療が必要になる病気になります。