小児白血病生存率
小児白血病の生存率はここ数十年で飛躍的に上昇しています。
30年ほど前は小児白血病は不治の病とされ生存率も低かったのですが、医療技術の進歩により現在では発症してから5年後の生存率が9割近くまであがりました。
小児白血病はあらゆるがんの中で一番生存率が上がったと言われている病気です。
沢山の医療機関で患者の臨床試験が行われたり、同じ治療法を行って効果を見るグループ治療研究が行われたりして、対処法がわかるようになって生存率が上がったためです。
小児白血病は5年生き延びることができれば、再発がない限り病気が原因で死亡することはほとんどありません。
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薬の副作用や慢性疾患
生存率は向上しましたが、約半数近くの患者が薬の副作用や慢性疾患で苦しんでいます。
嘔吐や脱毛、食欲不振などの症状がみられる子供が多いです。
晩期障害と呼ばれる治療によって違う症状が数年後に発症する障害もあります。
しかし近年、副作用の少ない薬が開発されたり、患者の体に負担がかからない治療をされたりしているので、以前よりは改善されてきていますし、病院でも長期にわたって患者さんの心のケアを含めたバックアップをしている病院も増えてきています。