小児白血病予後
小児白血病の予後は医療の発達もあって、最も重要である生存率は高くなっています。幼いうちに罹る病気とあって、治療後の経過について世界中で調査が行われています。
その結果を見ても、例えばアメリカで毎年行われている調査では5年後の生存率は8割を超えています。
しかし、生存率だけでなく、後遺症なども含めて見ていくと、健康状態全般について問題を抱える割合は高くなっています。
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小児白血病の予後の状態は、治療の方法にも影響を受けるとされています。
簡単に言えば、がんの治療ですから、強力な薬を使うこともあり、その一方で体は子供なので、体のどこかにダメージが残ってしまうことがあるのです。
5年生存率
小児白血病の予後調査についてもう少し見ていくと、5年後にすでに亡くなってしまった患者については、その大半が再発であり、残りはその他の癌になっています。全体の患者さんの中では少数ながら、再発して死亡してしまうこともあるということです。
また、生存した人の中でも、かつて病気を経験した患者の半数ほどが、慢性的な健康上の問題を抱えています。その割合を健康な子どもと比べると、3倍ほどにもなるようです。また、数は少ないものの、重症、あるいは生命の危機に関わる病気の発生率も4倍近くなるようです。
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主な症状
症状としてよく起こりやすいものは、筋肉や骨格、心臓、神経に関する症状です。治療の際には命を救うことが最優先ですが、後遺症のこともじっくりと考えて、選択肢の中から最良のものを選ぶことが大切です。
完全寛解
骨髄に入っている白血病細胞を顕微鏡でPCR法で見て5%以下になってるかもしくは全てなくなっていれば完全寛解している判断されます。